よくあるお悩み

2021.03.21

“しっかり噛むこと”が、子どもに与えるメリットについて

日本の食生活が変化して、軟らかい食べ物が非常に多く
昔の子どもに比べて現代の子どもは、噛む力が弱くなっています。

現代の子どもは日常的にハンバーグやカレー、スパゲティなど
あまり噛まなくてもよいものを食べる機会が多く、それらを好む傾向があります。

このような環境で育った子供たちは、あごがしっかりと成長せずに小さなままとなり
あごの大きさと歯の大きさがアンバランスになってしまうため
歯がしっかりと並びきらず、歯並びが悪くなってしまうのです。

噛む力をつけていくことは、子どものあごの成長、歯並びだけでなく
呼吸や食べ物の飲み込み方などを通して、身体の発達に大きく影響していきます。

ママ・パパが、ぜひ“噛むこと”の大切さを理解して、“しっかり噛むこと”が
子どもの習慣になるように、早いうちからはたらきかけることが大切です。

“しっかり噛むこと”が、子どもに与えるメリットをまとめました。

“しっかり噛むこと”が、子どもに与えるメリット

◎あごを発達させる
噛む動作をたくさんすることで、あごの骨は強く丈夫になり、大きく育ちます。
あごがしっかりと大きく育つことで、大きな永久歯に生え替わるときに歯並びが
悪くなってしまうケースを防ぐことができます。

◎唾液の分泌が増える
噛むことで、唾液の分泌が増えます。唾液はカルシウムと結びつくことで歯を強く、
口の中を清潔に保つことで虫歯予防にもなります。
そして唾液に含まれている酵素が食べ物の消化や吸収を助けてくれます。

◎脳を発達させる
たくさん噛むことで脳が刺激され血液の流れが活発になり
特に人間の知性にかかわる前頭前野が活性化されます。
前頭前野が発達すればするほど、イライラや衝動的な行動を抑えることや
物事を計画・判断して行動することができるようになります。

◎表情が豊かになる
よく噛む習慣があればあるほど、あごや頭蓋骨全体がバランスよく成長します。
口を動かすことで表情も豊かになり、より笑顔が素敵な子どもに育ってくれます。

◎集中力を高め気持ちを落ち着かせる
噛むことは脳内の緊張を和らげ、集中力や記憶力を高め
気持ちを落ち着かせる効果があります。
プロ野球の選手が試合中にガムを噛んでいるのは
噛むことによって緊張感やストレスを抑えてリラックスするためです。

◎食べすぎを防ぐ
これは大人もそうですが、よく噛むことで満腹中枢が刺激され
満腹感が得られやすくなるので、食べすぎを防いでくれます。

このように、よく噛むことにはメリットが沢山あります。

あごが発達する時期は、14歳くらいまでといわれています。
ぜひ、幼いころ~発達段階のうちに、しっかりと噛む習慣を身につけ
子どものあごの成長、歯並び、健康に良い影響を与えてあげましょう。

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