子育て中のかたから、
子供の歯並びはいつから気にするべきか?
そもそも歯並びが悪いとどんな影響があるのか?
などと質問されることが多いです。
お子様の歯並びについて関心の高いかたが多いのだと思います。
良い歯並び・悪い歯並びとはどんなものか?なぜ歯並びを気にするべきなのか?
子供の歯並びを悪くしてしまう要因や予防策について、詳しくご紹介していきます。
歯並びが悪いとどんな影響がある?
◎虫歯になりやすい
磨き残しが多くなり、虫歯菌の温床となりやすい。
◎ドライマウスになり病気になりやすい
歯が出ていて無意識に口が開いてしまうと口の中が乾きます。
口の中が乾燥すると唾液が行きわたらず菌が繁殖し、
喉も乾燥し、風邪などのウイルスが体内に入りやすくなってしまいます。
◎あごや口内に不調が出やすい
歯並びが悪いとあごも不調になる恐れがあります。
誰でも顎関節症になる可能性もありますが、
歯並びが悪いと力が歯ではなくあごに伝わるため悪化しやすくなりがちです。
また噛むときに頬を挟んでしまい、その傷が口内炎となる場合もあります。
◎全身のバランスや姿勢にも影響
運動や重い物を持つ時など、瞬発的に力を出したい時に、
歯がきちんと噛み合わないと力がうまく入りません。
日常生活でも全身のバランスを取るのに歯並びは影響します。
身近な事だと、歯並びが悪いと姿勢も悪くなります。
◎発音が悪くなる
歯並びが悪いと舌がうまく動かず、発音が悪くなってしまいます。
言葉を発するには、舌の位置が重要なためです。
◎見た目の印象が良くない
歯並びが悪いのを気にして口を開けて笑ったり、
話すことをためらってしまう可能性があります。
結果として精神的にも内向的になってしまい
積極的な活動に参加できなくなってしまうことが起きるかもしれません。
子供の歯並びを良くする方法とは?
★うつぶせ寝をさせない
子どもの歯並びが悪くなってしまう代表的な原因のひとつ。
人によっては寝返り防止クッションを使うのも一つの手段です。
★とにかくゆっくりよく噛んで食べる習慣をつけさせる
よく噛むことによってあごが発達します。
あごが発達すると、大きな永久歯が生えてきたときに
歯がキレイに並びます。
柔らかい加工品や柔らかい物ばかり食べていると
あごの発達が遅れてしまいます。
適度に噛みごたえのある食事内容を考えましょう。
★口呼吸をしない
いわゆる「ポカン口」にならないようにしましょう。
ゲームや動画に熱中すればするほど、「ポカン口」になりやすく
口が開いていると口呼吸になりやすいです。
歯がほぼ生えそろっても、まだまだあごの発達時期です。
姿勢や口呼吸に気を付けて生活するようにしたいですね。
よい歯並び・悪い歯並びの明確な定義はありませんが、
歯並びが悪いと生活の中で様々な部分に影響が出てきます。
ご自宅で注意していただきたい点もたくさんありますが
歯科医院で定期検診を受け、歯並びやあごの成長について
早いうちから相談していくことも大切ですね。